2016/07/04 14:23

ピント向上マスクを活用して視覚筋をほぐす目のトレーニング『ダイヤモンド体操』を行うと、老眼の予防・改善に役立つという話を前回しましたが、老眼と同様に近視の予防・改善に役立つ事も、ピンホールの大きな特徴です。
実際にピント向上マスクの活用によって、仮性近視や軽度近視が改善したという中国の眼科病院の試験結果も報告されています。

ピント向上マスクを一日30分着ければスマホ・パソコンで疲弊した視覚筋が休まり近視の進行を防止!?


日本人の1/3が近視に陥っていると言われる現代、スマホやパソコンの普及により、現代人は目を酷使する環境に身を置いています。



仕事で朝から晩までパソコンと向き合ったり、家事の合間や通勤途中にスマホでメールをしたり、寝る直前までインターネット閲覧をしたり、皆さんの中にも心当たりのある人が多いのではないでしょうか?そのせいか、近視による視力低下に悩む人が増加の一途をたどっており、人口の約3分の1、約4000万人が近視であるといわれています。

視力低下は、若い世代にも蔓延しており、平成26年に文部科学省が行った『学校保険統計調査』によれば、裸眼視力1.0未満の人は、幼稚園で26.53%、小学校で30.16%、中学校では53.04%、高等学校では62.89%という驚くべき数字となっています。

現代人の目の使い方で特徴的なのは、近くの一点ばかりを凝視する機会が飛躍的増えたことです。はるか遠くを眺めたり、あちこちキョロキョロと目を向けたりする機会は、著しく少なくなっているといえるでしょう。こうした目の使い方が、目の筋肉などの疲労や硬直を招き、近視などによる視力低下の急増につながっているのだと我々は考えています。

そもそも、私たちの目には、近くの物や遠くのものがよく見えるように、ピントを調整する機能が備わっています。近くを見るときは、カメラでいえばレンズに当たる水晶体が厚くなって、目に入る光の屈折(光の進行方向が変化すること)を強めます。反対に、遠くを見るときには、水晶体がうすくなって光の屈折の度合いを弱めます。こうした調整を行うことで、目の奥の網膜(カメラでいえば、フィルムにあたる部分)にピントのあった像が結ばれるのです。

この水晶体の働きは、水晶体の周囲にある毛様体筋という微細な筋肉によってコントロールされています。毛様体筋が緊張して収縮すると、水晶体が厚くなります。反対に、毛様体筋の緊張がほぐれて、弛緩すると水晶体が薄くなるのです。

このように、近くを見るときは、毛様体筋が緊張して水晶体の厚みが増しますが、その時間が長引けば長引くほど、毛様体筋は長時間にわたって緊張を強いられ、やがて疲弊し硬直してしまいます。その結果、遠くを見ようとしても毛様体筋がうまく弛緩せず、水晶体の厚みを薄くすることができなくなって、近視を招く原因になると考えられます。

以上のように、近視の進行を防ぐためには、近くの物ばかり見続ける事で、こり固まってしまった毛様体筋をほぐす必要があります。そこでおすすめなのが、名和里のネミール®アイマスクです。

ネミールのアイマスクを着けると、光があらかじめ細く集束された状態で目の中に入ってくるので、網膜でピントが合いやすくなり、近視の人でも遠くがよく見えます。つまり、このマスクを利用して物を見れば、水晶体を使ってピントを合わせる必要がなくなります。そのため、毛様体筋を休ませたまま、物を見ることができるのです。

ネミール®アイマスクは、コンタクトレンズや眼鏡などははずして、裸眼の状態で使います。着ける時は、ピッタリと顔に当て、五つの小さな針穴がちょうど目の前にくるように位置を調整してください。ネミールはテレビを見たり、読書をしたりする際、活用することをオススメします。また、仕事の合間に装着して、外の景色を眺めるのも良いですね!小さな針穴から覗くことで、近くの物にも遠くのものにもピントが合うのが実感できると思います。このとき、ピント合わせのために水晶体を厚くせずに済むので、毛様体筋が休まり、緊張や硬直を解きほぐせます。その結果、毛様体筋が再び活力を取り戻してピントを調整する働きが回復し、近視の進行が防げると期待できます。

ネミール®アイマスクの装着時間は、一日30分程度が目安です。使用時間が長いほど、眼筋をほぐす効果が大きくなると考えられるため、時間が許せば、一時間ほど装着するのが理想です。


  • Home
  • About
  • Blog