2016/06/29 12:46


ピンホールアイマスクを活用して視覚筋をほぐす目のトレーニング「ダイヤモンド体操」を行うと、老眼の改善が期待できます。

◯ダイヤモンド体操なら、眼球がリズムよく動き視覚筋の硬直も目の乾燥も和らぎ、老眼が若返る期待大!


年を取るにつれ、誰もが陥る悩みといえば、老眼です。

「腕を伸ばして離さないと携帯電話や新聞の文字が見づらい」「ボヤけてよく見えないから、長年の勘でアイラインを引いている」「手や足の爪が切りづらい」・・・このように、老眼のせいで日常生活に不便を感じている人が多いのではないでしょうか。



そもそも老眼とは、カメラでいえばレンズに相当する水晶体の厚みが変えられなくなって、焦点が合いにくくなった症状のことです。水晶体は、若いうちは柔軟性に富んでいるため厚みが変化しやすいのですが、加齢とともに徐々にその柔軟性が失われて硬くなり、ピントが合いづらくなるのです。

老眼を招くこの水晶体の硬直を早める原因には、毛様体筋の硬直も深く関わっていきます。水晶体が厚みを変えるには、毛様体筋という筋肉の補助が必要です。

ところが現代人は近くのものばかりを見続けているため、毛様体筋が固まって弛緩しづらくなっています。すると、水晶体の厚みもうまく変えることができなくなって、水晶体そのものの硬直が進みます。その結果、老眼の進行が早まるのです。

◯眼球移動筋が動いて、目全体の血流が改善?


さらに、老眼を悪化させる要因には、眼球移動筋(外眼筋)という目の周囲の筋肉の運動不足も影響しています。



眼球移動筋とは、眼球の向きを上下左右に自由に動かすための筋肉群のことで、上直筋、外直筋、下直筋、内直筋、下斜筋、上斜筋という6種類の筋肉で成り立っています。

現代人は、近くの一点を凝視する機会が多くなっている一方、あちこちに視線を向けたり、遠くと近くを交互に見たりする機会が極めて少なくなっています。すると、どうなるかといえば、眼球移動筋が運動不足に陥って、ひいては目全体の血流不足につながるのです。

血流が不足すれば、当然、目の細胞や水晶体に酸素や栄養、水分の供給が滞ります。同時に老廃物が蓄積して新陳代謝(古いものと新しいものの入れ替わり)も急激に衰えます。その結果、水晶体や目の細胞の働きが衰えて、老眼が進行するのです。

以上のように、老眼の悪化を食い止めるには、毛様体筋の硬直をほぐすとともに、目の周囲の筋肉を鍛えて血流を促すことが不可欠です。その最良の方法が、ネミールのアイマスクを活用したダイヤモンド体操なのです。

ピンホールアイマスクを着けて針穴を覗いている間は、ピンホール現象により、ピント合わせのために水晶体を厚くせずに済むので、毛様体筋が休まり、その緊張や硬直を解きほぐすことができます。このタイミングで、視線を上下左右にリズミカルに移動させるダイヤモンド体操を行えば、目の周囲の筋肉が活発に動きます。

目の周囲の筋肉の運動不足が解消すれば、目全体の血流が促されます。そして、目の細胞や水晶体に新鮮な酸素や栄養が行きわたってその働きが高まり、老眼の若返りにつながるのです。

実際に試してみてもらえればわかると思いますが、ピンホールマスクをつけてダイヤモンド体操を行うと、目の周囲がじんわり温まってくるのが実感できるはずです。これはひとえに、滞っていた目全体の血流が増えたからにほかなりません。

当然のことながら、目全体の血流が増えれば、ショボショボしていた目に活力が漲るので疲れ目の改善も期待できます。また、目の細胞の働きが高まれば、涙の分泌もよくなって目の表面が潤い、ドライアイの予防にも効果を発揮すると考えられます。

このように、老眼や近視はもちろん、疲れ目やドライアイといった目のトラブルまで一気に退ける万能体操と言っても過言ではないでしょう。

老眼は加齢現象だからしょうがない、と諦めるのは早計です。老眼に限らず近視や疲れ目、ドライアイに悩んでいる人は、ぜひタイヤモンド体操を習慣にして、目の鍛錬を行って欲しいものです。


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