2016/06/27 15:36

こんにちは!
名和里商事でございます。

本日は、弊社が売上金の一部を寄付している野口記念野口医学研究所について、ご紹介したいと思います。

野口医学研究所は、日本が生んだ世界的医学者・野口英世博士の業績を記念したもので、日米医学交流の促進を目的に1983年6月登記、1985年5月免税措置(免税コード501[c])等アメリカ政府の認可を受け、フィラデルフィアに設立された米国免税財団法人です。


今から100年以上前の1900年12月、野口英世はアメリカで医学を学ぶべく、フィラデルフィアに到着しました。

当時の野口英世は24才、無名で無一文であったこの日本人医学生を『ペンシルバニア大学』は暖かく迎え入れ、医学研究者としての道を開いてくれました。

(当時のペンシルバニア大学)

ペンシルバニア大学は、若き日の野口英世が医学に情熱を燃やし、不眠不休の努力を重ね、やがて『アメリカの国宝』と言われるまでの大医学者となり、世界の医学の発展のために数々の業績を遺す、その出発点となったわけです。
そして1985年、野口英世の業績を称え、第二、第三の『野口英世』を生み出すため、ゆかりの地フィラデルフィアのペンシルバニア大学隣接地に、日米協力により『米国財団法人野口研究所』が設立されたのです。

(大学で研究に打ち込む野口英世)

そして現在、日米両国の医師を始めとする医療関係者の交流を通じて、両国の医学・薬学の共同研究を進め、またと双方の医師・医学生の留学システムを確立し資金援助を行うなどの国際医学交流の重要な拠点となっています。

各国はアメリカ国内に自国系の病院や医学研究所を建設し、アメリカ医学の導入に努めていますが、日本に関しては戦後アメリカとの経済交流を深め、また企業進出や海外旅行などで日米間の従来が年々増大しているにもかからわず、日系病院や日系医学研究所は皆無であり、在米の日本人医師は100人台に激減していま す。
この数はインド・フィリピンなどの他のアジア諸国の在米医師数と比較しても極端に少ない状況です。
例えばアメリカで病気になり医者にかからなければならない時、言葉がが伝わらないと言うもどかしさを持ったまま治療を受けなければならない事態を想像すれば、ことの重大さがわかります。

一方、、アメリカ側も数万人にのぼる在日アメリカ人がいて、英語で診察してもらえる日本人医師の不足を訴えています。
『経済摩擦』を引き起こすほどに盛んな経済交流がありながら、およそ考えられないほど医学交流が停滞しているのが近年の日本とアメリカなのです。

そんな状況を少しでも改善させようと、株式会社名和里商事は商品をお買い上げいただいたお客様からの売上の一部を、21世紀の野口英世の精神を継ぐ、若い医師たちのため、そして日本の未来のために寄付をさせていただいてます。

株式会社名和里商事は皆さまのお役に立てられるように、今後とも努力して参ります。

何卒よろしくお願いいたします。

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